本日、我々は MongoDB バージョン 3.0 について発表いたします。このリリースはあらゆるチームや現場に、よりパワフル且つ柔軟な、新しいデータベースマネージメントシステム標準をお届けする準備が整ったということです。
MongoDB バージョン 3.0 はストレージ層に多岐にわたる改善を行い、パフォーマンスとスケーラビリティの大幅な改善を行いました。優れたテクノロジーである WiredTiger を取り込みました。WiredTiger は オンチップキャッシュや過酷なスレッドアーキテクチャといった現代ハードウェアに掛かる分野において秀でている、ラッチフリー且つノンブロッキングなアルゴリズムを備えています。 教育研究分野およびその発展段階において、WiredTiger チームは今後 20 年の土台となり得るストレージエンジンを作りあげています。
WiredTiger を利用すると、 MongoDB バージョン 3.0 では 書き込みの激しい 環境においてドキュメントレベル の一貫性コントロールが高速に、一貫して可能となります。透過的なディスク上の 圧縮により最大 80% となり、また、パフォーマンスとディスクスペースの トレードオフを取りながら、アプリケーションの圧縮アルゴリズムを選択することが できます。
MongoDB のデフォルトエンジンもコレクションレベルの一貫性と 効果的なジャーナルの取得など向上しました。この MMAPv1 と名付けた デフォルトエンジンは、より効果的で一貫性のある場面に素早く適用できます。
既に MongoDB マネージメントシステム (訳注:MMS) は MMAPv1 と WiredTiger いずれのストレージエンジンにおいても MogoDB 3.0 のレプリカセットにも 対応しています。この柔軟な配置が可能なのは、MongoDB 3.0 のストレージエンジン API が、 全てのアプリケーションにとって適切なストレージエンジンではない、 という考えに根ざしているからです。このアーキテクチャを通して、 Mongodb は限定的なユースケースにおける設計ソリューションの提供を 下部レイヤにおいて可能にしながら、使いやすさ、上部レイヤーのアプリケーション開発、 耐久性、そして水平スケーラビリティを提供しています。
このストレージエンジン API が意味するところは、 様々なシーンで利用できることを意味します。 例を挙げるとインメモリ、暗号化、Hadoop FS、特殊なハードウェア、 などです。実際、Mongodb はストレージ開発研究に 用いられています。 上位の約束事をMongodbに移譲することで、開発者は 自らの専門分野に集中することができ、replicaset メンバーを追加するだけで、多くの Mongodb ユーザーに 新しいエンジンを利用してもらうことができます。
インフラストラクチャであるがゆえ、Mongodb は 管理されなければなりません。大規模な環境に対応するため、 我々はオンプレミス用の運用管理を用意しています。 これは円熟したシステムにおいての Mongodb の利用価値を 高めることになるでしょう。 この運用管理は多くの運用チームの作業負荷を軽減します。 これらは既存のプロビジョニングツールを置き換えることを 目的としたものではありません。むしろ、強化するものです。 管理は設計のためであり、重しではありません。 運用管理APIはそれが既存のモニタリングツールに組み込んで バックアップと管理を行える仕組みを提供します。
MongoDB 3.0 はひとつの通過点です。 パフォーマンスと柔軟性、簡便な管理とコスト管理 といった包括的向上をもたらします。MongoDB は プロトタイプから製品まで、多くのアジャイル環境で 継続的向上に余念がありません。 3.0 の変更では総じてボトルネックとまわりくどい処理を廃して、 より広くクリティカルなアプリケーションにさえ利用できるように なりました。 Mongodb 3.0 は あらゆる組織の "デフォルトデータベース" を狙えるまでに成長したのです。
これは始まりにすぎません。 既定データベースとしての継続的成長を続けます。 Log Structured Merge Trees のような WiredTiger の 発展的機能も探ります。分散ドキュメントモデルにおける データ相互作用の限界にも挑みます。 そして特に Ops Manager に力を注ぎます。これは Mongodb を利用した開発を格段に容易にするもので あることを確実なものとするためです。
Mongodb 3.0 は このままいけば、3月に広く公開されます。 引き続き 最新リリース候補 にご注目ください。 試用によるフィードバック、大歓迎です。
私たちは 3月3日 Mongodb 3.0 を広く公開しました。 もっと知りたい方はクリックしてください：
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